小児科

小児科

小児科は、「こどものための総合診療医」です。お子様のどのような症状でも診療いたします。

小児科でよくある質問

Q:昼間に他院で薬をもらって飲んだのですが、熱が下がりません。受診した方がいいですか?

A:子供は37.5℃前後までは平熱と考えても良いです。熱が高い=脳に障害が起こると心配されるお母さんがいますが、熱が高いことが、必ずしも病気の重症度と関係するわけではありません。熱以外にどのような症状があるのかが重要です。軽い風邪症状(咳・鼻汁)と発熱だけで、水分も取れている、熱が少し下がった時は元気に遊んでいるような場合は様子を見て問題ありません。

Q:数日前から熱があるのですが、夜になって息苦しそうにしています。様子を見て大丈夫ですか。

A:発熱に加えて、新生児の発熱である、ぐったりしてきた、けいれんした、咳をしてヒューヒュー息苦しそうにしている、何度も嘔吐・下痢をする、身体に発疹が出てきた、高熱が5日以上続いているなどの場合は受診をお勧めします。

Q:子供の熱の下げ方を教えてください。

A:まず風邪ウイルスなどの発熱の原因が退治されない限りはすぐに解熱しません。たとえ薬で一時的に熱を下げても、風邪が治ったわけではないので、また発熱します。服を着せすぎないようにして、水分を積極的に取らせると、汗をかいて下がりやすくなります。

Q:転んで頭をぶつけたのですが受診した方がいいでしょうか。

A:ぶつけた直後に意識を失った場合や嘔吐を繰り返した場合、だんだんぐったりしてきている場合は直ちに受診してください。頭部外傷は墜落の高さやぶつけた場所(コンクリートなのかフローリングなのか)も大事になります。高いところからコンクリートの床にぶつけたであれば危険性が高くなります。本人の様子を見ながら、元気に遊んでいるようなら様子をみても大丈夫です。受傷後、24時間は注意して見ていてください。

Q:プラスチックを誤飲したかもしれないのですが受診した方が良いでしょうか。

A:ほとんどの物は数日のうちに便と一緒に出てきます。誤飲したかはっきりしない場合でも、レントゲンで写るものであれば診断できます。針や釘などの尖った物は、胃や腸を傷つけることがあるのですぐに受診してください。またボタン電池は胃に穴をあける危険性があり、緊急で取り出す必要があります。

Q:たばこを食べたかもしれません。受診した方が良いでしょうか。

A:たばこは吐き気を起こす作用があり、通常は食べることは不可能です。一方、吸い殻を浸した水にはニコチンが大量に含まれており、少量でも飲んでしまうと、ニコチン中毒になってしまう危険性があります。この場合はすぐに受診してください。

Q:薬が効かないのでどうすれば良いですか。

A:薬が病気を治しているのではなく、子供は自身の免疫力によって自分で治そうとしています。薬はあくまで補助の役割で、症状を緩和させるだけです。ぐったりしてきていなければ様子を見ても良いかもしれません。また小児科領域で使える薬は限られていますので、変更して処方できる薬は少ないかもしれません。

Q:赤ちゃんが泣き止まないのでどうしたら良いでしょうか?

A:言葉を発することができない赤ちゃんは泣くことで注意を引こうとします。大抵は眠かったり、お腹がすいていたり、おむつが不快だったりなどが原因で、病気が原因のことはほぼありません。泣き止まないだけでなく、母乳を飲まない、尿が出ない、嘔吐してしまうなどの症状も伴っている場合は受診が必要です。泣き止まないだけであれば様子をみて大丈夫です。泣かない場合=ぐったりしている場合の方が注意が必要です。

Q:かかりつけの小児科が空いていないので診てもらえますか?

A:可能です。

Q:小児科の専門医の先生はいらっしゃいますか?

A:小児科専門医はいません。救急科専門医はいます。

Q:子供がぐずっていて待つのが大変です。

A:受付後、車の中で待ってもらっても、外出してもらってもかまいません。
順番が近づきましたらお電話いたします。
なお小児の患者さんはなるべく優先して診察するようにしています。

以上、よくある小児救急の質問をまとめました。
しかし心配であればいつでもお越しください。